ガンの母を支える、我が家の食事8ヶ条

健康になる

こんにちは、ふせんです。

実は母がガンで闘病中で、ちょくちょく実家に帰って通院や食事療法のサポートをしています。

母のサポートをしていく中で得た知識などが誰かの役に立つのでは…と思い、情報を発信していくことにしました。

今回は我が家流の食事療法についてお話させていただきます。

我が家の食事療法ルール

ガンの母をサポートするために設けた食事療法ルールがこちら。

がん予防 食事8ヶ条
  1. 塩分控えめ
  2. 肉(牛、豚などの四足歩行動物)・脂肪控えめ
  3. 新鮮な野菜と果物を積極的に摂る
  4. 胚芽を含む穀物(玄米・雑穀など)、大豆、芋類を摂る
  5. 乳酸菌、海藻類、きのこを摂る
  6. クエン酸を摂る
  7. 油はオリーブ油かごま油にする(非加熱ではえごま油・アマニ油もOK)
  8. 砂糖とアルコールは控えめ

後述する「がんが消えて再発しないバランス料理と毎日続けた食習慣」に記載されていた、「がん予防 食事8ヶ条」を原則ルールとしています。

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それでは、一つずつご紹介していきますね。

①塩分控えめ

塩分は胃の粘膜を荒らし、細胞内外のミネラルバランスを崩すため、すべての発ガンリスクを高めるそうです。

なので塩分は限りなく無塩が良い、とのこと。

我が家では無塩を試みましたが、母にはかえってストレスとなってしまったので、良質な醤油を少量使うことにしています。

農薬や化学肥料を使っていない「有機国産丸大豆」がオススメです。

有機国産丸大豆の醤油

②肉(牛、豚などの四足歩行動物)・脂肪控えめ

ガンのリスクを高める牛・豚・羊など四足歩行動物は禁止。肉が食べたくなったら鶏肉にしています。

魚はマグロやカツオといった赤身のものはミオグロビンが酸化しやすいので避け、ヒラメやタラといった白身魚を選んでいます。

ソイミートを使ったりもしています。

③新鮮な野菜と果物を積極的に摂る

野菜や果物には、ビタミンやポリフェノール、フラボノイドなど抗酸化作用の強いファイトケミカルが豊富に含まれています。

加熱すると酵素やビタミンの損失につながるので、スムージーにして20分以内に摂取するようにしています。

野菜と果物たっぷりのスムージー

とはいえ、ジュースは寒くなってくると飲むのが大変なときもあります。

我が家では「ケミカルスープ」という野菜を煮詰めただけのスープも作り置きしていて、身体を冷やしたくないときはスープにすることも多いです。

大きな鍋で大量に「ケミカルスープ」を作って、このようなタッパーに入れて冷凍しています。

ケミカルスープ

パン食のときや、味噌汁の代わりに飲むことが多いです。温めるだけなので、作っておくととても便利です!

2021年8月23日追記

これまでジュースをつくるのにミキサーを使用していましたが、より多くの野菜・果物を摂取してもらおうと思い、ヒューロムのジューサーに買い替えました。

高い買い物でしたが、とても満足しています!

買い替えの際に検討したヒューロムの比較、ヒューロムの購入レビューも記事としてまとめています。

④胚芽を含む穀物、大豆、芋類を摂る

米や麦の胚芽はビタミンB群、ビタミンE、抗酸化物質、腸内環境を整える食物繊維を豊富に含んでいます。

そのため主食は玄米にしています。

玄米

⑤乳酸菌、海藻類、きのこを摂る

乳酸菌は、腸内細菌のバランスを整え免疫力を高めることができます。

我が家では「植物性乳酸菌ラブレ」を毎日スムージに入れて摂取するようにしています。

植物性乳酸菌ラブレ

海藻類はフコダイン、きのこにhsβ-グルガンといった免疫力を高める栄養素が含まれているので、副菜で積極的に摂取するようにしています。

⑥クエン酸を摂る

糖質や脂質をエネルギーとして変化する「クエン酸回路」という仕組みがあるのですが、クエン酸が不足していると、糖質や脂質がエネルギーに変換されず、乳酸としてたまります。

この「クエン酸回路」の不全もがんの一因となるので、クエン酸を摂取して「クエン酸回路」を健全に保つことが、がん細胞の予防につながります。

クエン酸はレモンの果汁に多く含まれるので、我が家にとってレモンは必須アイテム!!

クエン酸を多く含むレモン

国産レモンが手に入ったら皮ごとスムージーに入れて摂取しています。

国産のものが手に入らないときは外国産レモンを買いますが、防カビ剤がついているので洗剤で表面をよく洗ってから使います。

外国産レモンの場合はよく洗っても皮ごとは使わずに、スクイーザーで絞った果汁をスムージーに入れるなどしています。

⑦油はオリーブ油かごま油にする(非加熱ではえごま油・アマニ油もOK)

大豆油、コーン油、ヤシ油などに含まれるリノール酸は摂りすぎると、アラドキドン酸という脂肪酸が増えてガンの促進要因になるので、使用しないようにしています。

加熱用油はオリーブオイルかごま油を使っています。

油はオリーブ油かごま油

料理によっては「ごま油」か「オリーブオイル」が合わないときがあります。

そんな油独特の風味を抑えたいときは米油にしています。

油独特の風味を抑えたいときは米油

加熱しない場合はえごま油やアマニ油も良いそうなので、毎日のスムージに小さじ一杯入れて摂取しています。

加熱しない場合はアマニ油

⑧砂糖とアルコールは控えめ

ガン細胞は糖分を主な栄養素としているので、砂糖は極力控えます。

使う場合はGI値(※)が低いとされる、砂糖大根で作られる「てんさい糖」を使っています。
※食後血糖値の上昇を示す指標、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略

砂糖の代わりに「てんさい糖」

料理で砂糖が必要な場合も全て、この「てんさいオリゴ」にしています。

ヨーグルトと一緒に摂ると美味しいです♪

アルコール類は肝臓を弱め免疫力を低下させるのでNGとのこと。母はお酒を少し嗜む程度だったので、今はアルコール類を絶っています。

代わりにハーブティーやびわ茶といった様々なお茶類を楽しんでいます。

お茶類は私が買い物や旅行に行ったときに気になるものがあったら買うようにしていて、実家に帰った際にお土産として渡しています。

ハーブティーやびわ茶といった様々なお茶

これは実家のダイニングテーブルに常備している、お茶の箱。いろんな味の種類を少しずつバラエティパックのように入れておいて、その日の気分で選ぶのが楽しいそうです♪

こういった毎日の食事が楽しくなる工夫も大事ですよ◎

食事療法ルールづくりに参考にした本

さて、ここからはこの食事療法ルールにたどり着くきっかけとなった本についてご紹介します。

母がガンになり病院に通う中、「家族にできることはないか」を調べた結果、「食事療法」を行うことにしました。

「食事療法」といっても考え方や方法は様々あり、正直何からはじめたらいいのかわかりませんでした。

そんな中で出会えてよかった!と心から感謝している本が、林恵子さんの「がんが消えて再発しないバランス料理と毎日続けた食習慣」です。

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食道ガンの旦那様のためにアレンジした食事療法「自分療法」、それらを無理なく続けるための「心がけ」を本の中で提唱されています。

私が参考になったところを抜粋してご紹介します。

様々な食事療法の知見がまとまっている

食事療法は様々な方法があります。

代表的なものはゲルソン療法、済陽式食事療法、マイオビティックなど。

林さんはそれらの本をご自身で読み、主な食事療法の食べていい・悪いを一覧にまとめてくださっています。

様々な食事療法の一覧

どの食事療法でも「摂取して良い食材」、「摂取してはいけない食材」の情報を知ることができるので、「何からはじめたら良いかわからない」「どの食事療法にしたら良いかわからない」そういった方にぜひ読んでいただきたいです。

私自身もこの本で色んな食事療法の大枠を掴み、その中で気になった方法については追加で本を購入して理解を深め、知識を補っていくようにしました。

まとめ:食事療法は無理なくできる範囲で

我が家の場合、たくさんの制限をかけると家族中がピリピリし、笑顔が消えていました。

そんな中で林さんの本を読み、「最低限のことを守りつつ、自分たちが楽しく取り組めるようにアレンジすればいいんだ!」と前向きに思考を変えることができました。

それからは前半にご紹介した「がん予防 食事8ヶ条」の食生活を基本とし、たまには外食やおやつOKとし、うまい落とし所を見つけて生活するようにしています。

今回はそんな食事療法事情についてお話しさせていただきました。

今後は無理なく続けている食事療法の献立をマイペースながらも更新していければと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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